ホテル向けPOSレジおすすめ4選!導入メリットや選び方も紹介
ホテル向けPOSレジおすすめ4選!導入メリットや選び方も紹介

POSレジとは、販売に関する情報をデータ化し顧客情報などと併せて管理できる便利なレジのことです。データを活用することで、オペレーション業務の効率化や顧客満足度の向上につながります。
この記事では、ホテルでPOSレジを導入するメリットや選び方を解説するとともに、おすすめのホテル向けPOSレジ4選を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
POSレジとは?

POS(「ポイント・オブ・セールス」の略称)レジとは、販売時点の情報を管理するレジシステムのことです。レジ会計を通して販売情報や在庫情報を一元管理します。販売商品の種類や個数、時間帯など多くのデータを蓄積しているため、販売戦略を立てたり、在庫を予測して適切な仕入れを行ったりするほか、分析にも利用できます。中には、ゲストの年齢や性別、決済手段などを記録できるものもあります。
また、多くの宿泊施設で使われているホテル管理システム(PMS)と連動して、顧客情報と併せた管理も可能です。例えば、宿泊ゲストがチェックイン後、レストランで食事をし、ショップで買い物をしたとします。この時、食事や買い物のデータを顧客情報に結び付けることで、施設内での利用代金を部屋付けにし、チェックアウト時の一括清算が可能になります。
このように、POSレジはホテル運営においてメリットの多いシステムです。
ホテルにPOSレジを導入するメリット
では、POSレジを導入するとホテル運営にどのように役立つのでしょうか。
ホテルにPOSレジを導入するメリットとして、次の4つが挙げられます。
- 売上データの記録ができる
- キャッシュレス決済に対応できる
- フロントの省スペース化につながる
- 低コストで導入できる
それぞれについて、紹介します。
売上データの記録ができる
ホテルにPOSレジを導入するメリットとして、売上データの記録ができることが挙げられます。
売上データの記録機能は、販売管理やマーケティングに活かせるからです。日別、時間帯別の売上をリアルタイムで記録し集計してくれるので、最新の売上状況をいつでも確認できます。クラウド型ならどこからでもデータにアクセスできるため、時間や場所を問わず自由に管理業務を行えるほか、複数施設の管理も容易になるでしょう。
キャッシュレス決済に対応できる
キャッシュレス決済に対応できるのも、ホテルにPOSレジを導入するメリットです。キャッシュレス決済は国内でも利用が広がっていますが、訪日外国人観光客ののほうがよりキャッシュレス決済が広がっています。現金を持つ必要がないためゲストの負担を軽減できるほか、スムーズな精算処理はチェックアウト時の待ち時間の短縮にもつながります。ゲストの満足度を向上できれば、リピート利用や口コミへの良い影響も考えられ、選ばれる理由にもなるでしょう。こうしたキャッシュレス決済への対応は今や必須であると言えます。
フロントの省スペース化につながる
フロントの省スペース化につながるのも、ホテルにPOSレジを導入するメリットです。アプリタイプはコンパクトなタブレットやスマートフォンで操作するため、少しのスペースがあれば設置可能な上、移動も簡単です。空間のデザインを重視するホテルや大きなスペースを確保しづらい小規模施設にも向いています。
低コストで導入できる
ホテルにPOSレジを導入するメリットとして、低コストで導入できることが挙げられます。
専用機器を据え置く従来のタイプと比べ、アプリタイプの場合はコストを抑えられるからです。タブレットなどの端末を用意すれば、アプリをインストールするだけで使うことができるため、専用機器の導入にかかっていた大きな初期費用は不要です。また、無料もしくは低価格のプランでもひと通りの機能が揃っているものが多く、低い運用コストで利用できます。
ホテル向けPOSレジの選び方

POSレジの機能は提供企業によって少しずつ異なります。自社に合ったPOSレジを選ぶために以下の2つのポイントを参考にしてみてください。
ホテル向けPOSレジの選び方として、次の2つが挙げられます。
- ホテル管理システム(PMS)や会計システムなどに連携できるか
- 必要な機能が備わっているか
それぞれについて、紹介します。
ホテル管理システム(PMS)や会計システムなどに連携できるか
ホテル向けPOSレジの選び方として、ホテル管理システム(PMS)や会計システムなどに連携できるかが挙げられます。
ホテル向けPOSレジをホテル管理システム(PMS)や会計システムなどに連携することで、業務効率の改善や経理部門の業務の削減につながるからです。
ホテル管理システム(PMS)や会計システムなどを既に導入している場合、各システムと連携できるかどうかを必ず確認しましょう。ホテル内施設の利用代金を部屋付けにするならホテル管理システム(PMS)との連携は必須です。宿泊施設特有のサービスに対応していることは、業務効率の改善に大きく関わるためです。また、会計ソフトと連携できると売上データを取り込めるため、経理部門の業務の削減も期待できます。各システムとのデータ連動がリアルタイムに行われるかどうかもチェックしておきましょう。
必要な機能が備わっているか
必要な機能が備わっているかも、ホテル向けPOSレジの選び方の1つです。
自社ホテルの運営方針に必要な機能が備わっていることも、重要だからです。解決したい課題や新たに取り入れたいサービスがあるなど、目指すポイントを明確にしておくと選びやすくなります。ホテル運営ですと顧客情報の管理機能があると便利です。ゲストの宿泊や購買履歴、嗜好情報などをデータ保存できるため、各ゲストに応じた個別の接客を行うことも可能となります。
また、セルフチェックインに対応しているかなど、今後のサービス戦略に関わる機能も確認しておくといいでしょう。
ホテル向けPOSレジ4選

ここからは、ホテルにおすすめのPOSレジ4選を紹介します。費用や特徴を比較・検討する際にお役立てください。
Square POSレジ
初期費用、月額とも無料で導入しやすい上、売上管理や顧客管理などの機能が充実したPOSアプリ。会計ソフトやECサイトとの連携にも対応しています。
ひとつのアカウントで複数施設の利用が可能であるため、管理のしやすさが特徴です。固定費を抑えられるため、少ない予算でPOSレジを使ってみたい場合におすすめです。
対応OS | iOS・Android |
初期費用 | 無料 |
月額 | 無料(対面の場合、決済端末4,980円より) |
スマレジ
レジ機能を備えた無料プランと有料プランの全5プランが用意されています。専用のアプリマーケットから機能を追加し自由にカスタマイズできる仕組みで、自社に合うよう構築しながら不要なコストを抑えられます。
データはクラウド上で管理され、リアルタイムでの更新データを確認できるほか、会計ソフトやホテル管理システム(PMS)など外部システムとの連携にも対応しています。
対応OS | iOS(iPad・iPhone) |
初期費用 | 無料 |
月額 | 無料より 全5プラン(契約内容によって異なる) |
ユビレジ
基本的なレジ機能のほか、店舗管理や売上分析など利益向上のための機能も充実しています。タブレット上で感覚的に使える扱いやすさにこだわっていて、端末に慣れていない人でも操作が容易です。
基幹システムや会計、仕入れ管理などの外部システムとの連携にも優れ、施設規模を問わず利用できるでしょう。無料のお試しプランが用意されているので、まずは使用感を試してみるのがおすすめです。
対応OS | iOS(iPad) |
初期費用 | 無料 |
月額 | 6,900円より(1か月のお試し可能) |
Airレジ
すべての機能とサポートが無料で利用可能、適用条件の制限もなしという導入ハードルが低いPOSレジです。「Airペイ」と一緒に使うと専用のカードリーダー1台で多種のキャッシュレス決済に対応できます。
外部の会計システムと連携できるほか、どこにいても売上や在庫などのデータを確認できる手軽さもあります。70万アカウントを超える導入実績があるので安心して導入を検討できるでしょう。
対応OS | iOS(iPad・iPhone) |
初期費用 | 無料 |
月額 | 無料 |
POSレジ導入で精算時の手間や時間を削減
POSレジを導入すると、会計処理だけでなく売上情報や在庫情報、顧客情報などをデータ化し、いつでもどこでも管理や分析ができるようになります。また、最大のメリットはキャッシュレス決済に対応できることです。ゲストの利便性を向上させ、ホテル側の業務の効率化も図れるPOSレジは、これからのホテル運営に欠かせません。
ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
※掲載されている内容は公開日時点の情報となります。